お中元の定番アイテムとなっている「そうめん」ですが、なぜ長年定番アイテムとして親しまれてきたのでしょうか。そうめんの麺は細く長いのが特徴です。この細く長いという見た目から普段なかなか会う機会が無いという方に、細く長いお付き合いをお願いする意味が込めていると言われています。また家族の幸せが細く長く続くようにという願いもあるようです。

とても庶民的な食べ物ですが江戸時代、そうめんは高級品として取り扱われていたことや日持ちがするということ、昔はお供え物として必須だったなどの理由から、お中元にと選ばれてきたという時代背景もあります。お中元には様々そうめんの商品が販売されていますが、日本三大ブランドと言われているのが播州・三輪・小豆島のものです。播磨そうめんは兵庫県の播州地方の揖保川流域で作られているもので、手延べそうめんのトップブランドもあります。三輪はそめん発祥の地と言われており、奈良県で1200年もの歴史がある由緒あるブランドです。

香川県小豆島で作られている小豆島そうめんは、麺を延ばす時に特産の純正ごま油を使用しているのが特徴です。お中元を贈る期間は地域によって違いはありますが、おおむね7月から8月ころとなっています。ちょうど、暑い時期に贈るものですので、暑い夏にぴったりなそうめんはいただいて嬉しいアイテムと言えます。夏の風物詩とも言える食べ物ですので、お中元として選んでみてはいかがでしょう。

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